2007年11月12日

がん検診したことありますか

こんにちは。ドクタールウです。
今回は、「がん検診」についてです。

がん検診「重要と思う」9割以上、でも実は「一度も受けず」5割超 
 
記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2007年11月11日】
がん検診:「重要と思う」9割以上……でも実は……「一度も受けず」5割超

 日本人の死亡原因トップであるがんの早期発見、早期治療につながるがん検診について、94・7%が「重要と思う」と答える一方で、大腸がんや肺がん、乳がんでは検診を一度も受けたことがない人が5割を超すことが分かった。内閣府が10日発表した「がん対策に関する世論調査」で明らかになった。がん検診に対する関心の高さと現実との隔たりが、浮き彫りになった。
 調査は今回が初。今年9月、全国の20歳以上の男女3000人を対象に面接方式で実施し、1767人から回答を得た。
 がん検診の未受診率は▽大腸がん54・7%▽肺がん52%▽乳がん50・2%▽胃がん46・2%▽子宮がん37・9%。
 未受診者と受診から2年以上経過した人に対し、最近検診を受けていない理由を複数回答で聞いたところ、「たまたま」(28・8%)が最も多く▽「健康に自信がある」17・3%▽「必要な時はいつでも医療機関を受診できる」16・9%▽「時間がなかった」15・9%▽「面倒だから」15・4%--が上位を占めた。
 主ながん予防策(複数回答)は▽「たばこを吸わない」41・4%▽「バランスのよい食事をする」38・8%▽「(食事で)焦げた部分は避ける」38・4%--など。「定期的にがん検診を受ける」は29・7%だった。

 厚生労働省がん対策推進室は「検診による早期発見の必要性について、まだまだ周知が足りない」と分析している。【石川貴教】
 
「がん検診」が重要だなんてことは、小学生でも分かっています。問題は、いつ、どうやって、いくらで、「検診」が受けられるか、ということです。仕事を休んでいかねばならないのか、いくらかかるにか、痛いのか?
厚生労働省がいうように「検診」の必要性について周知が足りないのではなく、お金と暇が足りないのであり、痛いかどうか?どのようにやるのか・などの情報が足りないのである。これは、誰かさんが本気で取り組んでないからではないでしょうか?

ラベル:医学
posted by ドクタールウ at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

病院からもらうお薬って

こんにちわ。ドクタールウです。
今回は、病院や診療所で医師から処方されるお薬についてです。

現場医師は使用に慎重 普及しない後発医薬品  
 
記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年11月12日】


 医療費抑制策の一環として、国はこれまでも価格の安い後発医薬品の使用促進を進めてきた。2002年度の診療報酬改定では、後発薬の処方せん料を診療報酬で優遇、06年度には処方せん様式を改めた。

 これを受け、後発薬を使う病院も増えてきたが、なかなか普及が進まないのが実情だ。背景には、品質への不信などによる現場医師の慎重な姿勢が見えてくる。
 日本医師会が9月に実施した調査では、約3000カ所の病院では94%が過去2年間で後発薬を使用、または処方した経験があることが分かった。
 ただ、数量ベースで全医薬品に占める後発薬の売り上げを見ると、米国や英国、ドイツなど欧米諸国が50%前後のシェアを有しているのに対し、日本は20%にも満たない。
 医療コンサルタントによると、日本の場合は現場医師の後発薬に対するさまざまな不信がある。1つには、先発薬と主成分は同じでも添加物などが異なることがあり、薬効の微妙な違いや副作用への心配が残る点。また、製品の安定供給に問題を感じるためだという。

 さらに、医療機関が得る「薬価差益」も影響してきた。医療機関が購入する薬の代金は、国が決める公定価格で公的医療保険から支払う。実際の仕入れ値は、公定価格より安い市場価格であることから「差益」が生ずるが、近年は先発薬、後発薬ともに市場価格との差が縮まり、あえて後発薬を使って仕入れ価格を下げるインセンティブ(動機付け)も弱いという。
 
 簡単にいうと、厚生省は後発薬(TVなどでよくCMしている、ジェネリック医薬品。特許のきれた医薬品の成分をちょっと変えて、同じ成分、同じ効果といってる薬)が安いので医療費を抑制のために、医師にこっちを患者に処方しろといっているのだが、実際には、あまり医師は患者にだしていなかった、という記事。
私もよく薬剤師の方々から、ジェネリック医薬品は、同じ効果といっているが、やっぱり効きは良くないなどと聞きます。
 

posted by ドクタールウ at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最新医療ニュース

こんにちわ。ドクタールウです。最新の医療ニュースをわかりやすく解説します。ただし、選択するニュースは職業柄個人的に興味のあるものに偏りがちです。
では、本日は、これです。

HIV新規感染者数、過去最多に 7-9月

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2007年11月10日】
HIV:新規感染者数、過去最多に----7-9月

 今年7-9月に新たにエイズウイルス(HIV)感染が判明した人は274人に上り、四半期ベースで過去最多を更新したことが9日、厚生労働省のエイズ動向委員会で報告された。エイズの新規発症者も過去2番目に多い114人だった。

 新規感染者は男性254人、女性20人。20-30代が約3分の2を占めるが、40代も53人と前期(4-6月)より15人増えた。厚労省は「エイズは若い人だけの病気ではないことを自覚すべきだ」と警告している。

 一方、感染の有無の検査を受けた人も、3万7839人で過去最多。HIV検査普及週間(6月1-7日)に合わせて街頭キャンペーンなどを実施した前期を上回っており、厚労省は「検査の啓発は定着しつつつある」とみている。

最近は、HIVについての情報がマスコミであまりとりあげられなくなりましたが、検査を受けた人の数が過去最多になったのをみても、密かにHIVは確実に増えています。感染経路は依然として性交渉が多いようですが、薬物の使用による器具からの感染も増えているようです。
posted by ドクタールウ at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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