2007年12月31日

これから出産を考えてる方に

こんにちは、ドクタールウです。
今回は、産科についてです。

産婦人科医、初の1万人割れ 厚労省調査

全国の産婦人科医の数が、06年に初めて1万人を割ったことが21日、厚生労働省の調査でわかった。医師数は長期的にはほとんどの診療科で増加傾向だが、産婦人科や外科など一部で減り続けている。地域間の格差も大きく、医師不足の背景には医師の偏在があることを改めて示している。
 調査によると、06年末時点の医師の総数は27万7927人で、04年の前回調査に比べ2.8%増。10年前に比べると15%増えた。
 診療科別では、産婦人科は9592人で10年前に比べ12%減。外科も同13%減って2万1574人だった。同じ期間に整形外科、眼科、皮膚科などは1割以上、精神科や麻酔科は2割以上増えている。
 都道府県別の人口10万人あたり医師数は、最多の京都府が272人と、最少の埼玉県(135人)の2倍以上。15 ̄49歳の女性10万人あたりの産婦人科・産科医数も、最多の鳥取県(60人)と最少の滋賀県(26人)で2.3倍の開きがある。

医学生や若い医師の意識については、2chbbsをみるまでもなく、産科にたいしては敬遠しています。
このような環境の中で現役の産科の医師の努力は悲惨ともいえます。

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肝炎はとまらない

こんにちは、ドクタールウです。
薬害肝炎はまだまだ根が深いようです。
現在話題になっている薬剤以外でも被害はかなりあるようです。

別の製剤からも肝炎ウイルス 旧ミドリ十字製

薬害C型肝炎訴訟の対象となっている血液製剤「フィブリノゲン」「クリスマシン」などのほかにも、B・C型ウイルスに汚染された製剤が少なくとも2種類あることが、長井辰男・北里大学名誉教授(法科学)の調べでわかった。いずれも1970 ̄80年代に旧ミドリ十字(現田辺三菱製薬)がつくった製剤。厚生労働省は現在、ほかの血液製剤も感染源となっていないかを調べるよう製薬企業に指示しており、それに先んじて汚染が証明された形だ。
 調べたのは、貧血などの治療薬「ハプトグロビン」製剤3本(76、87年製造)と、サリンなど神経毒ガスの治療用試薬「コリンエステラーゼ」製剤1本(77年製造)。長井さんは当時、大阪市にある同社を訪れて研究用に提供を受け、セ氏4度で保管。薬害肝炎問題を受けて今年10月に初めて、ウイルス検査した。
 その結果、4本すべてからB型肝炎ウイルスを検出。76年製造のハプトグロビン1本からは、C型肝炎ウイルスも検出された。
 田辺三菱製薬によると、両製剤で肝炎ウイルスの混入が確認されるのは初めて。
 ハプトグロビンは薬事法の承認を受け86年6月に発売されたが、医療関係者によると、それ以前も病院や研究機関に試供品として提供され、治療に使われた可能性がある。
 コリンエステラーゼは承認は受けず市販されなかった。出回ったのは試供品のみとみられる。
 C型肝炎ウイルスは88年に発見。ミドリ十字が原料血液を検査し始めたのは90年以降とされる。
 厚労省のまとめでは、06年度のハプトグロビン出荷量は約4万本。
 厚労省は今年11月、フィブリノゲン以外の約20品目の血液製剤すべてについて、肝炎ウイルス感染者の調査をするよう製薬会社7社に指示した。
 田辺三菱製薬広報室の話 ハプトグロビンは(86年の)発売から現在まで同じ加熱処理方法をとっており、安全と信じている。(発売以前に)試供品が出回ったいきさつはよく分からない。現在、厚労省の指示ですべての血液製剤について調査中なので、個々の製剤についてのコメントは控える。

グロブリンからも肝炎ウイルス 70年代製2本検出

はしか治療などに使われた70年代の血液製剤「免疫グロブリン製剤」から、C型肝炎ウイルスが検出されたことが分かった。薬害C型肝炎訴訟では、フィブリノゲン製剤と血液凝固第9因子製剤を投与された人を対象に救済法案がつくられることが確実になったが、肝炎感染はさらに数種類の製剤で起きた恐れが出てきた。
 長井辰男・北里大学名誉教授(法科学)が、約30年前から冷蔵保管している旧ミドリ十字(現・田辺三菱製薬)の製剤を調べた。外部の検査機関でも再確認した。
 その結果、77年製造の「人免疫グロブリン」(ガンマグロブリン)製剤2本から、いずれもC型肝炎ウイルスが検出された。また、臨床試験用の76年製の製剤「プラスミン」から、B型肝炎ウイルスが出た。
 長井さんはすでに、70 ̄80年代製造の抗貧血薬「ハプトグロビン」と70年代の「コリンエステラーゼ」からもB型、C型ウイルスの検出を確認している。
 旧ミドリ十字は遅くとも75年にはグロブリン製剤を発売。適応は広く、当時の使用説明書では、はしかや重症感染症、小児の気管支ぜんそく、水痘、ポリオ、帯状疱疹(ほうしん)の治療、輸血後黄疸(おうだん)の予防に使うと記載。
 また80年代半ばからは川崎病の子どもに対し、冠動脈瘤(りゅう)の予防に使用。A型肝炎治療などにも使われる。現在も同成分の製剤が複数販売され、今年度の供給量見通しは約3800キログラム。70年代半ばは1000キログラム、最も多かった80年代前半は約5000キログラム。
 C型肝炎ウイルスが見つかり、検査が導入されたのは89年以降。92年にはより精度の高い検査法となり、感染危険性はほとんどなくなった。
 グロブリン製剤などは、血液から赤血球などを除いた「血漿(けっしょう)成分」にエタノールなどを加え、遠心分離などを繰り返し、徐々に成分を取りだしてつくる「血漿分画製剤」。凝固第8因子、第9因子、フィブリノゲン、グロブリンなどの順番で抽出され、製造工程を重ねるごとに肝炎ウイルスなどは死滅するとされてきた。
 田辺三菱製薬広報室は「当社の知る限り、グロブリンによる肝炎感染の事例は過去にない。当時最新の安全対策はとっているはず。現在、厚生労働省の指示ですべての血液製剤について調査中なので、詳しいコメントは控える」としている。

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2007年12月30日

年末年始のダイエット

こんにちは、ドクタールウです。
今回は、女性も男性も一度ご覧下さい。

年末年始の体重増加に打ち勝つ方法

提供:WebMD

 食べ物を無理強いする人から食欲をそそろうとする仲間まで、年末年始の食事の誘惑に打ち勝つ方法をご紹介する。

Colette Bouchez
WebMD Medical News
 
 
 
 やっと体重管理に成功したと思ったら、食べ物がそこらじゅうに溢れる年末年始である。オフィスから工場、事務用品店からドラッグストアまで(パーティーや家庭のイベントの多さは言うまでもない)、感謝祭から新年にかけての連休シーズンはまるで私たちを太らせようとするかのようにご馳走続きになる。

専門家は、この季節に特有の雰囲気も手伝ってダイエットの努力にダブルパンチを与えると言う。
「休日のストレスに加えて睡眠不足を抱え、沸々と湧き上がる感情は爆発寸前。そこへちょうどたくさんの食べ物が目の前に現れたら」とニューヨーク大学医療センターで体重管理を専門とする臨床心理学者Warren Huberman, PhDは言う。「食事管理に問題がある人にとって、この組み合わせは危険」。
しかし、年末年始のご馳走でせっかくの減量計画をだめにしない方法がある。まず最初に、実際どのようなきっかけで食べ過ぎてしまうのか自覚することが一番いい方法であると専門家は言う。
食べ物と感情:年末年始の体重を増加に導く二重の要因
美味しそうな食べ物がまわりにあることだけで食べすぎになるわけではない。ある最近の研究によると、私たちの過食はシーズンによらず、まわりにある食べ物の刺激というよりは感情に影響されるという。
Heather Niemeier, PhDらは『Obesity』誌に発表された研究で、実際のところほとんどの人の過食の原因には心理的因子があることを発見した。感情によって過食に走る人々は、減量および減量後の体重維持に苦労する傾向にあることも分かった。
「減量の成功に関して言えば、感情と思考は環境的要因より大きな役割を果たしているらしいことが明らかになった。人間は感情に反応して食べるのである。年末年始の時期は、いい感情も悪い感情も、すべて呼び起こされやすい」とNiemeier博士は言う。博士は、ロードアイランド州のミリアム病院体重管理・糖尿病研究センターおよびブラウン大学ウォーレン・アルパート・メディカルスクールの研究者である。
過去の年末年始の思い出に浸っている人、延々と続く家族間の争いに直面しなければならない人、あるいは1人で過ごす人、そんな多くの人たちにとってこの時期は寂しい季節でもある。
「これまで人生のどこかで、ある感情に対して食べるという行動で反応した場合、その反応は再び繰り返されることになる。この反応関係は長い間に何度も何度も繰り返され強化されていくので、一度出来上がったらなかなか壊れない」とモンテフィオーリ医療センター(ニューヨーク)の認知行動療法プログラム責任者Katherine Muller, PsyDは言う。
また、この時期は食べ物自体が感情の引き金になり、もっと激しい感情の放出につながりやすいことを示した研究もある。
「音楽で記憶が呼び起こされるように、特定の食べ物も記憶を呼び起こす。しかも臭覚は脳に直接つながる経路である」とHuberman博士は言う。「時々、特定の料理の匂いをかいだだけである感情が誘発されるのはこのためで、私たちは知らず知らずのうちに何回もバイキングを往復したりする。自分でもその理由は分からない」。

この点に関して、料理が自分の全記憶の中でどんな役割を果たしているか一瞬考えるようにするとその食べ物の誘惑に勝つことができるという。
「その感情を持っていること、記憶について考えることはよい。だが、楽しいとかつらいといった感情に結びついた食べ物を口にすることで当時を思い出したり、ごまかしたりすることだけはしないように」とMuller博士は言う。

年末年始の体重増加を防ぐ計画を立てよう
なぜ食べてしまうのかを理解することはある程度の抑止策になるが、誘惑にいかに対処するか計画してご馳走に臨むことも重要である、と専門家は言う。
「パーティーに行ったらその場でなんとかしようとか、ましてビュッフェのテーブルに行かなければいいと考えているのなら、抑制を失って目に入るものすべてを食べてしまうことはほぼ確実」とHuberman博士は言う。
その代わり、対応策を立てなければならない。
『Behavior Research and Therapy』誌に最近発表された研究で、食べないようにするだけで食欲を抑制しよう減量すると、過食に対応策を自ら身につけた人に比べて過食のリスクが大きかった。
なかでも有効な対応策は、食欲の「フラッシュカード」を使ったポジティブな独り言だ、とペンシルベニア大学(フィラデルフィア)臨床心理学准教授で『Beck Diet Solution』の著者であるJudith Beck, PhDは言う。
「Beck Solutionのひとつは、やせたいと思うもっともな理由をすべてリストアップして、毎朝自分自身に読み聞かせる方法である。何か計画にないものを食べたくなったときはそれを読み返せば、食べ物をあきらめる行為が価値のあることだと常に思い出すことができる」と博士は言う。
博士は、上司に昇給を願い出るとき話し方を練習したり、困難を前にして自分を励ますときと同じように、やせたい理由を繰り返し口にしなければならないと考えている。
「自らコンディションを整え、自分にとっての食事の意味について考え方を変える必要がある」とBeck博士は言う。
Muller博士は、この方法は「思考タイプの人」には効果があり筋書き通りに運ぶだろうと言う。もっと衝動的な「見たらすぐ食べてしまう」タイプの人には「マインドフル・イーティング」という方法が一番よいという。
「私たちの内部の原始的な感情がある場所と過食はつながっているので、私たちは無意識に食べ始めてしまう」とMuller博士は言う。「その対応策のひとつは、注意深さを磨くことである。その場で常に自分を振り返り、自分の手にあるもの、お皿に載っているものに注意を向け、食べているものを意識するとよい」。
Huberman博士は、パーティーにはいくつ行ってもいいが、それぞれ計画を立てていくことが大事だという。「何皿食べるか制限してもいいし、各コースで食べる量を制限してもいい。大好きな食べ物3つだけ食べる、と決める手もある。重要なのは、食べる量に条件をつけ、その計画を必ず遂行することである」。
「食べ物を無理強いする人」に負けるな

とはいえ、最善の策を立てても、食べ物を強引に勧めてくる人のおかげで年末年始の食事目標はやはり狂うもの。つまり、太りやすいご馳走を勧めて否とは言わせない友人、家族、同僚である。
「どんな理由であれ、こういう人たちは自分が勧めた食べ物を人が食べるまで休日のお祝いは終わらないと信じている」とHuberman博士は言う。

大きなクッキージャーを持ってくる同僚から、ペカン・パイや炭水化物をあれこれ勧めてくる母親や大叔母さん、ダイエットを破綻に導くご馳走をむさぼり食べるまで帰してくれない女主人。善意ある友人や家族ですら、あなたのダイエットに影を落とす存在になる。
一番簡単な解決方法は、ただ一言「けっこうです」と何度も何度も言うことだそうだ。
「我々はこれを“壊れたレコード法”と呼んでいる」とHuberman博士は言う。「丁寧に断り続ければ最終的には押し付けをやめるだろう。無礼にする必要はないが、断固とした態度をとらなければならない」。
Beck博士は、自分自身のためになることを当然していいはずであると思うべき、と付け加える。
「アレルギーや宗教的理由で食べ物を断っているのなら“けっこうです”と断るのをためらう必要はないので、それを貫き通すべき」とBeck博士は言う。「“要りません”と断るときはそのような権利の感覚を持つことだ。なぜなら自分の健康を守っているのだから」。
あなたが食べたくない理由の多くを説明する必要はない。「ダイエット」という言葉を出す必要すらない。
「本当に“けっこうです。とても美味しそうな匂いですが本当に満腹です”と言うだけでいい。それ以上説明する必要はない」とHuberman博士は言う。

太りそうなものを皿にとらざるを得ない場合はとっていい、とMuller博士は言う。そうしたら、隣の部屋でそれを捨てればいい。
「あなたの皿の上あるいは手の中にあるからといって、それを食べなければいけない義務はない」。
 
 


 
 Warren Huberman, PhD, psychologist, surgical weight loss program, NYU Medical Center, New York City. Heather Niemeier, PhD, Weight Control & Diabetes Research Center, Miriam Hospital; the Warren Alpert Medical School,  Brown University. Katherine Muller, PsyD, director, Cognitive Behavior Therapy Program, Montefiore Medical Center, New York. Judith Beck, clinical associate professor of psychology, University of Pennsylvania; director, Beck Institute for Cognitive Therapy, Philadelphia; author, The Beck Diet Solution.  Niemeier, H., Obesity, October 2007; vol 15, no 10. Lee, J., Behaviour Research and Therapy, October 2007; vol 45, Issue 10: pp 2334-2348.
Reviewed on December 18, 2007


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2007年12月29日

花粉症について

こんにちは、ドクタールウです。
今回は、花粉症についてです。

花粉は今春比で東高西低 環境省、来年の飛散予測 
 
記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年12月28日】


 環境省は27日、来春(1月末-5月)のスギとヒノキの花粉の飛散量について「東海から関東、東北では今年春のシーズンより多く、北陸から九州は同程度かやや少ない」との予測(速報)を発表した。

 ただし、過去10年を平均した例年と比べると、東海の一部や東北では上回る地域が多いが、ほかは少ないか例年並みだという。
 飛び始める時期は例年並みかやや早いと予測され、環境省は「早めの予防や対策が必要」としている。
 地域別では、甲府市(今春比372%)、さいたま市(同292%)など東北から関東、東海で今シーズンの1.5?3倍程度の地域が多くなる見込み。一方、西日本でも和歌山市(同152%)など地域によっては増えるところもある。
 例年との比較では、青森県弘前市(238%)を筆頭に、東北などを中心に多くなると予測した。

 東北、関東、東海では、今夏の日照時間が昨年より長かったことなどが飛散量増加の要因だという。1月に、最新の花芽の調査結果を踏まえた予測の確定版を公表する。
 
 
 
 

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厚生労働省の官僚って

こんにちは、ドクタールウです。
今回は、一般向けというより医療関係者に見て貰いたいです。
医療関係でない方も官僚って?と思われるとおもいますが。

露呈した厚労省の認識不足-医療現場を知っているのでしょうか。   - 2007/12/28

今年も残りわずかになりました。そんな時期にふさわしく、来し方を振り返り…と、この一年の医療界を総括しようと思ったのですが、昨日(12月27日)、興味深い場面に遭遇したので、それを紹介することにします。

 それは、m3.comの「医療維新」で再三取り上げている、厚労省の“医療事故調”の検討会でのことです。
 「医療機関においては、患者が死亡した場合、委員会による調査の仕組みについて遺族に必ず説明することとしてはどうか」
 厚労省のこの日の資料にこう書かれていたのです。“医療事故調”では、医療機関のほか、遺族などからの届け出も、死因究明の対象とする予定です。検討会の委員から補足説明を求められると、厚労省の担当者は「遺族がこの制度を知らないと、(死因に疑念を持った際に)利用できないので全例に説明」との趣旨の返答をしました。
 傍聴していた私の頭の中は、「?」でいっぱいに。医療において患者さんの死は避けられないものです。その中には、予期できた死で、死因も分かり、家族が十分に納得して看取る場合も少なくありません。そんな場面で、「死因究明のための組織があります…」と医師から言われたら、どうなるでしょうか。家族は混乱し、納得が一転して不信感に変わりかねません。さすがに、委員から疑義を呈せられていましたが…。

 もちろん、厚生官僚の中には、優秀な方が多数おられます。でもこの発言には、さすがに....

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2007年12月27日

大相撲の話題です

こんにちは、ドクタールウです。
今回は、チョット変わった話題です。

死因究明で政府会議開催 
 
記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年12月27日】


 大相撲時津風部屋の17歳力士死亡問題などで検視や司法解剖の体制が問われていることを受けて、政府は26日、死因究明に関する関係省庁連絡会議を開き、監察医制度や法医学者の人数不足など、現状と問題点が話し合われた。

 省庁を横断した話し合いは初めてで、警察庁、法務省、厚生労働省、文部科学省、海上保安庁の担当課長が参加した。
 警察や海上保安庁が取り扱う死体は、検視や司法解剖は法務省、行政解剖は厚労省と管轄が分かれる。また司法解剖の多くは大学で実施され、関連法令も多岐にわたる。

 警察庁のまとめでは、昨年1年間に全国の警察で死体を取り扱った14万9239件のうち、司法解剖や行政解剖などを実施されたのは9・4%にとどまった。
 
 

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男性必見です

こんにちは、ドクタールウです。
今回は、男性の方、必見です。

体調悪化、「離職」引き金 脳卒中、高血圧…男性に集中 中高年縦断調査 
 
記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2007年12月27日】
中高年縦断調査:体調悪化、「離職」引き金 脳卒中、高血圧…男性に集中

 中高年で体調を崩す人は男の方が多く、離職がその引き金になった可能性があることが26日、厚生労働省の「中高年縦断調査」で分かった。05年10月末現在で50-59歳の男女が対象で、第1回(05年11月)と第2回(昨年11月)の両調査に応じた3万1403人の回答を分析した。
 中高年に多い脳卒中、がん、高血圧、糖尿病、高脂血症、心臓病の6疾病について、第1回調査時は罹患(りかん)していなかったが第2回で罹患していた人の割合を比較したところ、がんを除く5疾病で男の方が罹患率が高く、最も差が大きいのは高血圧(男6・9%、女3・8%)だった。
 第1回調査時は仕事をしていたが、第2回では離職していたのは男3・6%、女5・0%で、この間に健康状態が「良い」から「悪い」に変化したのは男19・4%、女13・9%で、5・5ポイントの差がついた。

 厚労省は「健康がすぐれずに離職した人もいるが、離職が体調悪化につながった可能性があり、その傾向は男性に強く表れているようだ」と分析している。【柴田朗】
 
 

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タミフル続報

こんにちは、ドクタールウです。
今回もタミフルについてです。まだまだ不明な点はおおいようです。
厚生労働省の調査は慎重に判断する必要があります。あそこは「政府」と「製薬会社」「米国」の
おかかえ研究機関なのですから。

表層深層」 医療現場の戸惑い続く 「調査続ける」と中止継続  
 
記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年12月26日】


 異常行動や突然死との因果関係はあるのか、ないのか。インフルエンザ治療薬タミフルをめぐり、厚生労働省の安全対策調査会は25日、「現時点で因果関係を示唆する結果は得られていない。さらに調査を続ける」などとして、10代への投与を原則中止した現行措置の継続を決めた。「特効薬」ともてはやされた薬が制限された医療現場。その戸惑いは、今冬も続くことになる。

 ▽ピーク時の半分以下
 「原則的な中止と言っても、何かあったらと思うと使いにくい」と、川崎市の50代の内科医は話す。以前は「むしろ積極的にタミフルを勧めていた」が、今冬は処方する機会が大きく減った。
 販売元の中外製薬によると、2001年の販売開始以降、タミフルの推定使用者数は延べ約3600万人。「患者の2人に1人が使った計算」(横山俊二(よこやま・しゅんじ)医薬品安全性ユニット長)で、ピークの04-05年シーズンは約1070万人に達したが、異常行動がクローズアップされた昨冬は約470万人と半数以下に。今冬はさらに減るとみられている。
 ▽決定打なし
 都内で開かれたこの日の調査会。「(現在の結果は)不完全なデータで、(10代への投与中止の)警告について変更する根拠がない」。メンバーの1人、鴨下重彦(かもした・しげひこ)・東大名誉教授はこう述べた。
 調査会はタミフルと異常行動の関連を探るため2つの専門家作業部会を設置。動物実験と臨床試験、患者の疫学調査を組み合わせて検討を進めてきた。
 ラットなどの動物実験は、タミフルが脳内に入り異常行動の誘因となるかが注目されたが、中枢神経系に大きく影響するとの結果は得られていない。異常行動は睡眠中の患者が目を覚ました直後に起きることが多いことから、健康な人での睡眠試験も行われたが、タミフル服用者の脳波などに特異な変化はなかった。
 疫学調査の1つは、昨冬発生した飛び降りなど重度の異常行動例を全国から集めたもの。計137人の該当者のうちタミフル服用は6割で、4割は服用していなかった。もう1つが25日発表された約1万人の患者調査。「服用者には異常行動が少ない」との結果だったが、研究者は暫定的な結論であることを強調している。
 調査会の見解について「薬害タミフル脳症被害者の会」の秦野竜子(はたの・りゅうこ)代表は「大掛かりな調査をやった割に、きちんとした結論が出ず残念。厚労省が人選したメンバーではなく、危険性を訴える側の意見やデータも入れながら調査を進めてほしい」と注文を付けた。
 ▽騒動の効用も
 医療現場の反応はさまざまだ。
 インフルエンザに詳しい菅谷憲夫(すがや・のりお)・けいゆう病院小児科部長は「流行の最中に方針が変われば現場の混乱を招く。今冬は10代の治療には別の治療薬リレンザを使い、流行終了後にあらためて判断すべきだ」と調査会の判断を支持。「タミフルを使っても使わなくても、インフルエンザで異常行動が起き得ると考え、子どもを慎重に観察することが重要だ」と話す。

 一連の騒動の「効用」を指摘する見方も。東京北社会保険病院の神山潤(こうやま・じゅん )医師(小児科)は「『特効薬』などともてはやされた数年前には、飲むのが当たり前という誤解もあったが、落ち着いて考えれば発熱の期間が少し短縮されるだけ。使い過ぎるとウイルスが耐性を持ち、効かなくなる恐れがあることを考えると、一定のブレーキとなった今回の措置には、良い面もあったのではないか」。
  
有識者談話 突然死の恐れ、全面禁止に   
 
記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年12月26日】


 特定非営利活動法人(NPO法人)医薬ビジランスセンター代表の浜六郎(はま・ろくろう)医師の話 タミフルで一番問題である服用直後の突然死についてほとんど議論されず、不十分な結論だ。メーカー側が提出している脳の中での薬の濃度と死亡率のデータなどを見れば、服用と突然死の相関関係は分かる。異常行動との関係が完全否定されないだけましだったが、これではこの先いくらやっても結論は同じだろう。10歳未満や20歳以上も含め、原則使用禁止にすべきだ
 
 
 
 
 

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タミフル続報

こんにちは、ドクタールウです。
今回もタミフルについてです。賛否両論ありますが、厚生労働省の発表については、慎重に判断する必要があります。
なにしろ、あそこは「製薬会社」と「米国」のおかかえ研究機関ですから。

表層深層」 医療現場の戸惑い続く 「調査続ける」と中止継続

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年12月26日】


 異常行動や突然死との因果関係はあるのか、ないのか。インフルエンザ治療薬タミフルをめぐり、厚生労働省の安全対策調査会は25日、「現時点で因果関係を示唆する結果は得られていない。さらに調査を続ける」などとして、10代への投与を原則中止した現行措置の継続を決めた。「特効薬」ともてはやされた薬が制限された医療現場。その戸惑いは、今冬も続くことになる。

 ▽ピーク時の半分以下
 「原則的な中止と言っても、何かあったらと思うと使いにくい」と、川崎市の50代の内科医は話す。以前は「むしろ積極的にタミフルを勧めていた」が、今冬は処方する機会が大きく減った。
 販売元の中外製薬によると、2001年の販売開始以降、タミフルの推定使用者数は延べ約3600万人。「患者の2人に1人が使った計算」(横山俊二(よこやま・しゅんじ)医薬品安全性ユニット長)で、ピークの04-05年シーズンは約1070万人に達したが、異常行動がクローズアップされた昨冬は約470万人と半数以下に。今冬はさらに減るとみられている。
 ▽決定打なし
 都内で開かれたこの日の調査会。「(現在の結果は)不完全なデータで、(10代への投与中止の)警告について変更する根拠がない」。メンバーの1人、鴨下重彦(かもした・しげひこ)・東大名誉教授はこう述べた。
 調査会はタミフルと異常行動の関連を探るため2つの専門家作業部会を設置。動物実験と臨床試験、患者の疫学調査を組み合わせて検討を進めてきた。
 ラットなどの動物実験は、タミフルが脳内に入り異常行動の誘因となるかが注目されたが、中枢神経系に大きく影響するとの結果は得られていない。異常行動は睡眠中の患者が目を覚ました直後に起きることが多いことから、健康な人での睡眠試験も行われたが、タミフル服用者の脳波などに特異な変化はなかった。
 疫学調査の1つは、昨冬発生した飛び降りなど重度の異常行動例を全国から集めたもの。計137人の該当者のうちタミフル服用は6割で、4割は服用していなかった。もう1つが25日発表された約1万人の患者調査。「服用者には異常行動が少ない」との結果だったが、研究者は暫定的な結論であることを強調している。
 調査会の見解について「薬害タミフル脳症被害者の会」の秦野竜子(はたの・りゅうこ)代表は「大掛かりな調査をやった割に、きちんとした結論が出ず残念。厚労省が人選したメンバーではなく、危険性を訴える側の意見やデータも入れながら調査を進めてほしい」と注文を付けた。
 ▽騒動の効用も
 医療現場の反応はさまざまだ。
 インフルエンザに詳しい菅谷憲夫(すがや・のりお)・けいゆう病院小児科部長は「流行の最中に方針が変われば現場の混乱を招く。今冬は10代の治療には別の治療薬リレンザを使い、流行終了後にあらためて判断すべきだ」と調査会の判断を支持。「タミフルを使っても使わなくても、インフルエンザで異常行動が起き得ると考え、子どもを慎重に観察することが重要だ」と話す。

 一連の騒動の「効用」を指摘する見方も。東京北社会保険病院の神山潤(こうやま・じゅん )医師(小児科)は「『特効薬』などともてはやされた数年前には、飲むのが当たり前という誤解もあったが、落ち着いて考えれば発熱の期間が少し短縮されるだけ。使い過ぎるとウイルスが耐性を持ち、効かなくなる恐れがあることを考えると、一定のブレーキとなった今回の措置には、良い面もあったのではないか」。
 
 有識者談話 突然死の恐れ、全面禁止に 

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提供:共同通信社

【2007年12月26日】


 特定非営利活動法人(NPO法人)医薬ビジランスセンター代表の浜六郎(はま・ろくろう)医師の話 タミフルで一番問題である服用直後の突然死についてほとんど議論されず、不十分な結論だ。メーカー側が提出している脳の中での薬の濃度と死亡率のデータなどを見れば、服用と突然死の相関関係は分かる。異常行動との関係が完全否定されないだけましだったが、これではこの先いくらやっても結論は同じだろう。10歳未満や20歳以上も含め、原則使用禁止にすべきだ
 
 
 

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タミフル続報

こんにちは、ドクタールウです。
今回も「タミフル」についてです。

10代使用中止を継続 因果関係は判断先送り タミフルで厚労省調査会 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年12月26日】


 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会(座長・松本和則(まつもと・かずのり)国際医療福祉大教授)は25日、服用後の飛び降りなど、異常行動の報告が相次いだインフルエンザ治療薬タミフルについて、10代の患者への使用を原則中止している現行の措置は「現在も妥当だ」として、継続を求める見解をまとめた。

 異常行動との因果関係については「現時点では示唆する結果は得られていない」として、明確な判断を先送りした。
 継続中の調査もあり、因果関係の判断は、来年春以降となる見通しだ。
 調査会終了後に記者会見した松本教授は「インフルエンザ自体で異常行動が発生し得ることが分かった」と指摘。この点について医療関係者や国民にあらためて注意喚起するよう求めた。
 また、ほかの治療薬であるリレンザ、塩酸アマンタジンの添付文書にも、異常行動について注意を促す記載を追加することを決めた。
 タミフルをめぐって厚労省は今年3月、服用後に飛び降りなどの異常行動の報告が相次いだことを受け、10代への使用を原則中止。服用と異常行動、突然死との因果関係を調べるため、2つの専門家作業部会で動物実験や臨床試験、疫学調査の結果を検討してきた。
 この日、調査会に先立って開かれた専門家作業部会には、昨冬のインフルエンザ患者約1万人を対象にした疫学調査で「服用者の方が異常行動が少ない」ことを示す暫定的な解析結果が報告された。同調査は厚労省が、因果関係の判断に重要と注目していたが、調査会は、途中経過であり「明確な結論を得るにはさらに解析が必要だ」とした。
▽タミフル

 タミフル 「ノイラミニダーゼ阻害剤」と呼ばれるインフルエンザ治療薬の1つで、成分名はリン酸オセルタミビル。インフルエンザウイルスが、感染細胞から体内に広がるのを抑制する働きがあり、A型、B型両方のインフルエンザの治療に使われる。国内販売開始は2001年2月。発生が懸念されている新型インフルエンザへの効果も期待され、国や都道府県が備蓄を進めている。ノイラミニダーゼ阻害剤にはタミフルのほか、吸入式のリレンザ(成分名ザナミビル水和物)がある。
 
 
 

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医師不足ここまで

こんにちは、ドクタールウです。
今回は「医師不足」についてです。都会で暮らす人には理解できない現実がそこにはあります。

天下の長野モデルまでが崩壊の危機!

「私は地元の産科がなくならないように署名活動をしてきました。でも、ついに産科がなくなってしまったのです。この子が将来、安心してこの地域で子供を産むことはできないのでしょうか」――乳飲み子を抱っこした母親が涙ながらに訴えました。

 12月8日に信州大学の旭総合研究棟9階大会議室で行われた「医師を増やし、地域医療を守ろう! 12・8 県民のつどい」の終了間際に、フロアから立ち上がった一般参加者の発言でした。シンポジウムでは、長野県国保直診医師会長で佐久穂町立千曲病院院長の小林正明氏が、「今まで地域医療を支えてきた国保直診が、医師不足と市町村合併などが影響して崩壊し始めた。そして、それが全国から注目されてきた長野モデルの崩壊にも大きな影響を与えている」と訴えました。続いてJA長野厚生連篠ノ井総合病院副院長の和食正久氏が、篠ノ井地区の救急体制が年ごとに厳しくなっている現状を明らかにしました。
 これら現場の窮状に対して、行政代表の長野県衛生部衛生技監の桑島昭文氏は、「医師確保に対する長野県の取り組みとして、ドクターバンク事業、医師研究資金貸与事業、後期研修医研修奨励事業、女性医師復職等支援などの取り組みがなされている」と県の取り組みを発表しました。ただし行政の立場から種々の努力はしているものの、必ずしも県内における医師確保が容易でない実情を訴えました。
そして県民代表として「地域で安心して子どもを産み育てることを望む会」代表委員の倉石智恵美さんが、ご自分の闘病や子育て体験から、医療システムを堅持すべきである、と訴えました。最後に、信州大医学部学生会委員長の村山恒峻氏から、学生から見た卒後研修や医師の労働環境の問題点について率直な意見が出されました。

 私は、「“天下の長野モデル”までが崩壊の危機に瀕している」という現場の声を直接聞いて、医療崩壊が確実に進んでいると実感しました。

長野は地方都市の中でも医師不足問題について、積極的に取り組んできた県です。まさに、地方都市のモデルとなるべく
努力してきたわけですが、それでもこのような状況です。厚生労働省と政府の意識改革をするためには、医師不足が深刻な地域に官僚と政治家は、必ず一族郎党とともに永住すべしという法律が必要?

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2007年12月23日

抗インフルエンザ薬について

こんにちは、ドクタールウです。
今回も「タミフル」などの抗インフルエンザ薬についてです。
最近、この手の報告がだされていますが、政府、厚生労働省の信用ががたおちの今日このごろ、
どこまで信用できるか?

チェイニー元米国務長官が「タミフル」関連で大儲けしていた事実をわすれないぞ


危険な異常行動は男児に多く、抗インフルエンザ薬の有無に関わらず発生

インフルエンザに伴って異常行動を呈した症例の特徴が明らかになった。2005/2006、2006/2007の2シーズンに把握された130例を分析したもので、危険な異常行動例は男児に多く、また抗インフルエンザ薬の使用の有無に関わらず異常行動が発生していることも分かった。第39回日本小児感染症学会で、日本小児科学会神奈川地方会感染症委員会の高橋協氏らが報告した。

高橋氏らは2007年4月に、神奈川県内の小児科を標榜する62病院、372診療所を対象に調査を行った。19病院、187診療所から回答があり、過去2シーズンで異常行動の診療経験があった施設は12病院、99診療所と約半数に達した。調査では、異常行動が確認された症例の年齢、性別、インフルエンザ発症日、インフルエンザの型、ワクチン接種の有無、異常行動の発病日とその内容、異常行動発症前の使用薬剤などを明らかにした。最終的に12病院、38診療所から130例の詳細な報告があり、今回の解析の対象とした。
 130例を異常行動・言動の分類(厚生労働省の横田研究班の基準)でみると、事故につながったり他人に危害を加えたりする可能性があるものは22例、幻視、幻覚、感覚の混乱は42例、うわごと、歌を歌う、無意味な動きは36例、おびえ、恐怖、怒る、泣き出す、笑う、無表情、無反応は17例だった(表1)。このほか、けいれん1例、髄膜炎1例、興奮5例があり、また6例は異常行動の詳細は不明だった。
 調査結果で特徴的だったのは、異常行動例は男児に多いことだった。130例の男女比は男子1.8対女子1の割合だった。また、年齢分布にも男女の違いがあり、平均年齢は男子8.5歳 女子6.3歳と、有意に男子の年齢が高かった(図1)。
 異常行動・言動の分類では、特に危険な行動のうち「飛び出し・飛び降り」は19例にみられた(危険のあったものを含む)。また他人に対して危害を加えそうになった例には、興奮して親の首を絞めた6歳男児、掃除機を振り回した13歳男児の例があった。このほか、箪笥に登り飛び降りた9歳男児の例もあった。
 異常行動の分類ごとに平均年齢をみると、危険度の高い群(表1のA)が年齢が高いという特徴があった(図2)。男女別では、A群は男子に多く女子に少ない傾向があった(図3)。
 飛び出し・飛び降りの19例については、神経学的評価も実施した。報告内容を神経内科医が判定したところ、幻覚、幻視などの異常に伴うものは9例、夢様状態に伴うものも9例あった。不随意運動の可能性があるものは1例だった。


 注目される抗インフルエンザ薬との関係では、オセルタミビルとアセトアミノフェンについて解析された。その結果、オセルタミビル内服の有無によって、異常行動の4つの分類間で発生の頻度に差は見られなかった(図4)。つまりオセルタミビル内服によって、危険な行動であるA群が他の異常行動に比べて増加する傾向は認められなかった。これはアセトアミノフェンでも同様だった(図5)。

 抗インフルエンザ薬内服の有無の違いで異常行動の分類ごとの頻度に差が認められなかったことから、高橋氏は「今回の調査は薬剤の使用頻度は明らかではないので、薬剤の使用によって異常行動全体の発生頻度が増加する可能性は否定できない。しかし少なくとも危険な異常行動(A群)に関しては、これらの抗インフルエンザ薬の使用がリスクを高めているような傾向はうかがえなかった」と考察している。


(三和護=日経メディカル別冊)

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2007年12月22日

認知症について

こんにちは、ドクタールウです。
今回は、「認知症」についてのアメリカの学会からの報告です。

米国精神医学会がアルツハイマー病などの認知症診療ガイドラインを更新した。

Marlene Busko
 
 【12月14日】米国精神医学会(APA)は、アルツハイマー病などの認知症治療に役立つ診療ガイドラインの第2版を発表した。これは1997年に発行された第1版を更新したもの。臨床的根拠が強化され、有用なヒントを盛り込んだ内容となっている。

同ガイドラインは『American Journal of Psychiatry』12月号の補冊として発行される。
「強化された根拠は一読の価値あり」
「追認試験が数多くあったので、作成した勧告のほとんどを強化することができたと思う」とジョンズ・ホプキンス大学医学部(メリーランド州ボルチモア)のPeter V. Rabins, MDとガイドライン作成グループ代表はMedscape Psychiatryに話した。「実際のところ真新しい内容はない。根拠の強化が中心となった」。
「結局、内容は実際それほど新しくなっていない」とメイヨー・クリニック(ミネソタ州ロチェスター)のDavid Knopman, MDと米国神経医学会のあるメンバーはMedscape Psychiatryへのコメントで繰り返した。「あっと驚くような診療上の変更はなかったし、あるとも思っていなかった」。Knopman博士は、文書としてよく書けているとも言う。「診断と治療に関する多くの問題についてよく練られた文章で書かれているので、一読する価値は十分にある」。
最近の10年の発展
最初のガイドラインが発表されてから10年、新薬が使えるようになり、当時の勧告を裏付ける根拠がさらに強化された、とRabins博士は話した。
「良かった点としては、第一に新しいクラスの薬剤、memantine(商品名Namenda、Forest Pharmaceuticals社)のほかに、アルツハイマー病治療に用いる3つのコリンエステラーゼ阻害薬がFDAに承認された」と説明した。
また、第二に患者の情緒的健康を標的にした非薬物治療の有効性を示す良い根拠が出てきた。第三に、アルツハイマー病患者のうつ病治療で、薬物療法は明らかにプラセボより有効であることを示す強い根拠が出てきた。第四に、介護人に知識と心理的サポートを与えることが、介護人と患者にとってプラスになるという新たな根拠が得られた、という。
「あまり良くなかった点としては、アルツハイマー病治療でビタミンEの投与勧告を削除したことである。ビタミンEの効果を支持する新しい研究がなかったことと、高用量の場合健康上のリスクがあることが主な理由である」とRabins博士は続けた。
また、この2年では、定型および非定型にかかわらず抗精神病薬が認知症の人の死亡リスクを増加させることが明らかになった。
重要な変更点:抗精神病薬の制限
激越、妄想、幻覚、攻撃などの神経精神症状がある患者に関しては、非薬物療法をまず試してみるべきという強い根拠が出てきた。そして、家庭や長期療養施設などあらゆる環境で抗精神病薬の使用を制限する現実的努力をすべきである。「これは今回のガイドラインにおいて最も重要な診療上の変更点である」とRabins博士は付け加えた。
「抗精神病薬を処方する場合、確実に効果がある薬が必要に応じて処方されるように現実的努力をしていく必要があると思う。薬が無効だった場合は、中止すべき」とも話す。
治療計画の作成と実行
この55ページに及ぶガイドラインの要旨では、臨床的根拠に基づいて勧告に3段階評価が付けられている。このセクションは認知症状、精神病、激越、うつ病、睡眠障害の治療勧告をまとめ、心理療法、精神科治療、高齢患者の治療、長期ケア時の特殊な問題を考察している。
次のセクションは、個々の患者の段階的治療計画を作成し、実行するための案内である。最後のセクションでは、治療計画に影響する特殊な臨床的特徴について詳しく述べられている。

2003年1月から2006年12月まで、Rabins博士はAstraZeneca、Janssen、Eli Lilly and Company、 Forest Pharmaceuticals、Wyeth Pharmaceuticalsの各社から講演料を受け取った。その他のガイドライン作成グループメンバーの利害関係情報は、診療ガイドラインに記載されている。診療ガイドライン作成実行委員会が同ガイドラインを審査した結果、上記利害関係の影響は見当たらなかった。
 
 
 

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2007年12月21日

薬害訴訟について

こんにちは、ドクタールウです。
今回は「薬害肝炎の訴訟問題」です。

原告、和解協議打ち切りへ 厚労相が一律救済を拒否 「全員補償」に30億円 薬害肝炎訴訟

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年12月20日】


 薬害肝炎訴訟の和解協議をめぐり舛添要一厚生労働相は20日、同省内で記者会見し、血液製剤の投与時期で患者を線引きする大阪高裁の和解骨子案を大筋で受け入れ、国側が責任を認める対象から漏れる被害者に対し計30億円を支払うことを盛り込んだ修正案を発表した。

 舛添厚労相は「高裁の骨子案と矛盾する内容での和解はできない。直接、間接的に事実上、被害者全員を救済するものだ」と説明し、原告が求めている「全員一律救済」を拒否する考えを示した。
 原告側は同日、「要求が受け入れられなかった」としてこの修正案を拒否し、和解協議を打ち切る考えを明らかにした。今後、国の修正案に沿った和解案を同高裁が提示した場合には、正式に打ち切りを伝える。
 厚労省は同日、この修正案を大阪高裁に伝えた。福田康夫首相の政治決断は見送られた形となった。
 舛添厚労相は会見の冒頭、いすから立ち上がり「再び薬害を発生させたことを反省し、被害者に心からおわびしたい」と謝罪した。
 国の修正案では、和解金の総額は約170億円の見通しで国と企業が負担する。補償対象は原告約200人、未提訴者約800人の計約1000人で、このうち高裁の和解骨子案で示された東京地裁判決基準に基づき、責任を認める対象となる患者は推定約700人で、1人当たり1200万円-4000万円の総額140億円を支払う。それ以外の患者約300人には原告側がつくる財団に30億円を支払い分配してもらう。
 薬害肝炎訴訟は2002年10月以降、東京、大阪、仙台、名古屋、福岡の5地裁で順次提訴し、原告数は約200人。仙台を除く4地裁で国側が敗訴し、大阪高裁が11月に和解を勧告していた。
▽薬害肝炎訴訟

 薬害肝炎訴訟 1970-90年代前半に出産や手術の際の止血用などとして、汚染された血液製剤を投与されてC型肝炎に感染した患者らが、国と製薬企業に損害賠償を求めた訴訟。02年10月から全国5カ所で順次提訴し、現在の原告数は約200人。昨年6月の大阪以降、福岡、東京、名古屋の4地裁は国の責任を認めたが、今年9月の仙台地裁判決は国に責任はなかったとした。全面解決を目指して大阪高裁が11月7日、和解を勧告、12月13日に和解骨子案を提示した。
 
 政治決断ができない政治家って何者?exclamation&question



 
 

キッズ・ベビー特集
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タミフルについて

こんにちは、ドクタールウです。
今回もちょっと専門的な内容があるかもしれませんが、参考にしてください。

「タミフルが直接、異常行動を起こしている可能性は低い」
研究結果の発表受けて、厚労省の臨床WGがコメント 

リン酸オセルタミビル(商品名:タミフル)服用と異常行動発現との因果関係を確認するために国が実施した調査の1つ、「インフルエンザ罹患に伴う異常行動研究」(主任研究者:国立感染症研究所感染症情報センター長・岡部信彦氏)の結果が16日に発表された。「リン酸オセルタミビルの臨床的調査検討のためのワーキンググループ」(臨床WG)の中心メンバーの1人、日大精神医学系教授の内山真氏は、この研究結果について、「タミフルを服用したかどうかによらず、インフルエンザ罹患時に異常行動が発現することが明らかになった」などとまとめた。
今回発表されたのは、2006/07シーズンに臨床医が経験したインフルエンザ患者の重度の異常行動137例についての解析結果。全国の医療機関から報告された164例のうち、日時が不明なものや、31歳以上の症例を除外した。なお、2007/08シーズンの調査は現在、実施されているところで、来春以降に結果が発表される予定だ。(関連記事:2007.12.6 症例報告求む!「インフルエンザと異常行動」)
調査では、重度の異常行動を、(1)突然走り出した、(2)飛び降りた (3)その他、予期できない行動であって、制止しなければ生命に影響が及ぶ可能性のある行動―――と定義した。解析対象となった137例で調べたところ、82人(60%)がタミフルを使用していたが、52人(38%)は使用していなかった。不明は3人(2%)だった

 異常行動を起こしたインフルエンザ患者の6割がタミフルを使用していたことが分かった一方で、4割は、タミフル不使用でも重度の異常行動を起こしていることが分かったことになる。

 137人の患者の性別は、101人(74%)が男性で、36人(26%)が女性。男性に重度の異常行動が出やすいことが示唆された。
 さらに、137人のうちから10歳未満(56人)と10歳代(69人)を抽出して、厚労省から「タミフル服用後の異常行動について」(緊急安全性情報の発出の指示)が発せられた3月20日を境に(2007.3.21 タミフル、一転して「10代は原則使用禁止」に)、異常行動の発生率に大きな変化があったかどうかを見たのが表2だ。

 3月20日の前後で全報告数に対する比率を見ると、10歳未満と10歳代で有意な差は認められなかった。正確な数字は不明だが、3月20日を境に、10歳代インフルエンザ患者へのタミフル処方は大幅に減少しているはず。にもかかわらず、10歳代の異常行動の報告数は、3月21日以降も特別減った様子がなかった、と解釈できる。

内山氏は、「インフルエンザ罹患時に、インフルエンザ脳症の定義には当てはまらない脳の異常が起こり、重大な事故につながる可能性があることが分かった。このことは事故を防ぐ上でも重要だ。タミフルが直接、異常行動を起こしている可能性は低くなったと考えるが、異常行動が起こるリスクを高める可能性は残されている。今後は、その点の解明が焦点になる」などと述べた。


(小田 修司=日経メディカル)

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2007年12月20日

乳ガンについて 女性必見です

こんにちは、ドクタールウです。
今回は、乳ガンについてです。内容はチョット専門的になりますが、一度目をとおして見て下さい。

乳癌―普及する乳房温存術、QOLも大きく向上

固形癌の中では最も治療の個別化が進んでいるといわれる乳癌。早期(ステージ1〜3A)では、手術が治療の第1選択だが、広範な切除は乳房の喪失感に直結する。最近では、手術に薬物治療、放射線治療を組み合わせることで、治療成績の向上ばかりでなく、いかに女性としての美容面やQOLを保つか、といった観点からも進歩してきた。

 その代表が、1990年代から徐々に普及してきた乳房温存術だ。乳房温存術とは、腫瘍のある一部分だけを切除して乳房を温存する術式。従来は乳房全体を切除する乳房切除術が基本だったが、温存術と術後の放射線治療を組み合わせれば、乳房切除術と比べて生存率や局所制御率に差がないことが明らかとなり、国内ではここ数年でやっと主流になった
現時点での温存術の適応は、局所再発率や美容的に満足できる形を残すといった面から、目安としては腫瘍径3cm以下。だが最近では、「3cmを超えていても、手術前に化学療法を行い腫瘍が小さくできれば、温存術を行える」と京大乳腺外科教授の戸井雅和氏は話す。

 手術可能な早期乳癌の化学療法は、術後に行っても術前に行っても同等の生存率が得られるため、「術前なら、腫瘍が縮小するかどうかで抗癌剤の効果が目に見えて分かる。効かなかったときにすぐ次の手を考えられる利点も大きい」と戸井氏。
 一方、腫瘍が大きくてやむを得ず得ず乳房切除術になった場合にも、シリコンなどの人工物、患者自身の背や腹の組織を使って乳房を再建することが広がっている。異物への抵抗感や感染リスクの懸念などから、希望するかどうかは個人の考え方次第。聖路加国際病院(東京都中央区)ブレストセンター長の中村清吾氏は、「自院では乳房切除術を行った人の6割くらいは再建を受けている」と話す。

センチネルリンパ節生検も普及しだす
 術式の進歩としてもう一つ大きな変化は、手術とセットになっていたリンパ節郭清が省略できるケースが増えていること。原発巣からリンパ流に乗った癌細胞が最初に到達する乳腺の領域リンパ節(センチネルリンパ節)を術前や術中に生検して転移の有無を確認する。そこに癌細胞がなければ、その先にもリンパ節転移はないと判断できることが分かってきたのだ。

 乳癌治療の低侵襲化の流れは止まらない。乳癌は、薬物療法においても癌の特性に合った治療法が選択できるようになってきており、癌治療全体の「お手本」として先駆的な治療体系を構築中だ。
 
 

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男性必見です

こんにちは、ドクタールウです。
今回は、男性は見なければ、あとで大変な目にあいます。


 緑茶が前立腺がん抑制か 5杯超で進行のリスク半減 
 
記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年12月19日】


 緑茶を1日平均5杯以上飲む男性は、1杯未満の人に比べ、進行性の前立腺がんになるリスクが約半分になるとの疫学調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎(つがね・しょういちろう)国立がんセンター予防研究部長)が19日発表した。1杯は約150ccという。

 がんが前立腺内にとどまる「限局がん」については、緑茶飲用との関連はみられなかった。進行がんだけに影響した理由は不明だが、緑茶に含まれるカテキンという物質に、がんが広がるのに関係する物質を抑える効果があることも関係しているらしい。
 調査は岩手、大阪など全国9府県の40-69歳の男性約5万人が対象。平均12年の追跡期間中に404人が前立腺がんになり、うち114人が前立腺を超えて広がる進行性がんだった。
 進行性前立腺がんになるリスクは、緑茶を飲む量が多い人ほど小さいという結果で、1日平均1杯未満の人のリスクを1とすると、5杯以上の人は0.52だった。

 研究班はこのほか、男女約13万人を対象に実施した、胆石と胆道がんに関する疫学調査結果も発表。それによると、胆石を患ったことがある人はない人と比べ、胆道がんになる危険度が2.5倍高く、特に女性では3.2倍になることが分かった。
 
 
 

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花粉症がくる

こんにちは、ドクタールウです。
インフルエンザの次は花粉症です。

来春の花粉、倍の地域も 飛散傾向を気象会社予測 
 
記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年12月19日】


 気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京)は来春のスギ花粉の傾向予測をまとめた。今夏の猛暑の影響などで飛散量は今年よりも多く、倍以上に上る地域も。飛び始める時期は同じか、遅めになりそうだ。

 スギ花粉を作る雄花は、前年の夏に気温が高く、日照時間が長いと多くできる。今夏は全国的に記録的な猛暑で、現時点でも昨年より多めの雄花が全国で観察されているという。
 花粉の飛散は、平年より高温が予想される来年2月以降に始まるとみられる。全国的に早めだった今年と比べると、北海道は4月上旬、東北北部は3月上旬、南部は2月下旬、北陸・甲信北部は2月中旬と1、2週間遅め。関東以西は同じくらいで、2月上旬になる見通し。
 今年と比べた各地域の花粉飛散量予想は次の通り。
 北海道(シラカバ花粉) 数倍多い▽東北、関東 2倍以上▽北陸、甲信北部 同じかやや多い▽東海、甲信南部 2倍程度▽近畿 やや多いか同じ▽山陰 ほぼ同じ▽山陽 やや多いか同じ▽四国 やや多い▽九州北部 やや多いか同じ▽九州南部 やや多い
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2007年12月18日

子供の喘息について

こんにちは、ドクタールウです。
今回は、「小児の喘息」についてです。

子供の喘息被患率が過去最高に
10年前の2倍に

喘息の子供が年々増加しており、2007年度に過去最多を更新したことが、12月14日に文部科学省が公表した「平成19年度学校保健統計調査速報」で明らかになった。

 調査は、全国の幼稚園から高等学校を対象に、満5歳〜17歳までの全児童、生徒および幼児の4.7%を抽出。学校保健法による健康診断の結果に基づき、2007年4月〜6月の間に実施した。
 その結果、2007年度の喘息にかかっている子供の割合(被患率)は、小学校3.9%、中学校3.1%、高等学校1.8%だった。幼稚園以外の学校段階で年々増加傾向にあり、昨年に比べ、それぞれ0.2ポイント、0.1ポイント、0.1ポイントの上昇だった。一方で、幼稚園では2.2%と、昨年の2.4%に比べ3年ぶりに減少していた。被患率は、どの学校段階でも、10年前の2倍以上になっていることが分かった。
 年齢別に見ると、6歳〜13歳では各年齢で被患率が3%を超えており、中でも6歳で最も高く、4.4%だった。
 また同調査では、蓄膿症、アレルギー性鼻炎などの鼻・副鼻腔疾患にかかっている子供も、全学校段階で昨年度より増加していることが分かった。中学校では11.1%、高等学校では8.4%で、それぞれ昨年度より0.4ポイント、0.2ポイントの上昇だった。
 小・中・高等学校では、10年前に比べ約2ポイント増加しており、被患率上昇に歯止めがかからない現状が明らかになった。
 同調査は、児童、生徒及び幼児の発育や健康状態を明らかにすることを目的に、1948年から毎年実施している。
詳細はこちら
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2007年12月17日

インフルエンザワクチンの有効性

こんにちは、ドクタールウです。
今回は、「インフルエンザワクチンの有効性について」です。

インフルエンザワクチンの有効性と安全性を知る
監修:日本臨床内科医会インフルエンザ研究班

日本臨床内科医会は2000/2001年シーズンからインフルエンザ多施設研究に取り組み、数多くのエビデンスを蓄積してきた。その成果をもとに昨冬「インフルエンザ診療マニュアル」を作成、この冬には新たな知見を盛り込んだ2007-2008年版を発表した。
ワクチンの適応は、予防接種法で接種が勧奨されている人、すなわち65歳以上の高齢者、60〜64歳で基礎疾患を有する人(心臓、腎臓、呼吸器、免疫機能不全など)である。医学的に接種が不適当な者を除けば、インフルエンザ発症と重症化を防ぎたい人すべて、特に重症化や合併症のリスクが高い人の家族や医療従事者らが、任意接種を考慮すると良いとされている。
なお、予防接種実施規則第6条が定める接種不適当者は、明らかな発熱(通常37.5℃を超える場合)を呈する人、重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人、予防接種液の成分によってショック、アナフィラキシーを呈したことが明らかな人、その他予防接種を行うことが不適当な状態にある人、となっている。

インフルエンザの場合、ワクチン株と流行株が微妙にずれることは避けられない。このためワクチン接種を患者に勧める際には、「接種したからといって100%インフルエンザに罹らずにすむということではない」点をよく説明する必要がある。
 接種回数については、一般的に65歳以上の高齢者は1回接種、過去の罹患歴が少ない13歳未満では2回接種が推奨され、13歳以上65歳未満は1回または2回接種とされている。

 ワクチンの副反応としては、局所反応が10〜20%前後にみられるとの報告もあるものの、ほとんどは一過性である 。

ワクチンの接種は有効であることには間違いないのですが、内科医会がいうように毎年、ワクチンと流行している型とが微妙にずれているため確実性に問題はのこります。

posted by ドクタールウ at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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