2007年12月11日

食品添加物と多動症

こんにちは、ドクタールウです。
今回は食品添加物についてです。

合成着色料と食品添加物は子供の多動性を高める?

注意欠損多動性障害(ADHD)ではないのに、活動過多、衝動的、注意散漫といった行動特徴を示す子供がいる。英国Southampton大学のDonna McCann氏らは、無作為化二重盲検試験により、合成着色料と食品添加物(AFCA)の日常的な摂取が、そうした行動を引き起こす可能性を示した。詳細はLancet誌2007年11月3日号に掲載された。

 30年以上前から、AFCAが子供の行動に影響を与えるとの報告があった。推定される有害事象は、ADHDの患者に見られる症状と重複する。先ごろ行われたメタ分析では、AFCAがADHDの小児の行動に有意な影響を及ぼすことが明らかになっている。AFCAは、ADHDではない普通の子供たちにも影響を与えているのか。著者らは先に、英ワイト島で小規模試験を行い、3歳児に特定の組み合わせの食品添加物を与えると多動性が増すことを示唆する結果を得ていた。そこで今回は、多動性の評価指標を増やすとともに、より年齢の高い8〜9歳児に対する影響も調べた。
中略
負荷飲料として準備したのは、外見も味も全く同じで、含まれるAFCAが異なるミックスAとミックスB、そしてAFCAを含まない飲料(プラセボ)。個々の被験者がすべての飲料を経験するクロスオーバー方式で行った。ミックスAはワイト島研究で用いた組成と同じ。ミックスBは、現在英国の小児が毎日摂取している平均的な量の食品添加物を含むようにし、どちらのミックスにも保存料として使用されている安息香酸ナトリウムを加えた。安息香酸ナトリウムは、ワイト島研究のみならず他の研究によっても多動性への影響が示唆されている。
著者らは、「子供一人ひとりのAFCAに対する反応には差があるものの、合成着色料、安息香酸ナトリウムを摂取すると、一般の集団の中の3歳児と8〜9歳児の多動が増すことが明らかになった。どの成分が特に有害なのかは、今後確認していく必要があるが、得られた結果はAFCA規制に大きな影響を与えるだろう」と述べている。行動の変化を正確に評価することは難しいため、AFCAと多動の関係についてはさらに研究が必要だと思われるが、今回の結果は、合成着色料、食品添加物の必要性について考える良い機会になる。

 なお、今回用いられたAFCAの中で、日本でも食品衛生法で指定を受けているもの(安息香酸ナトリウムを含む)については、清涼飲料水、ゼリー、キャンデー、菓子、ジャムなどに用いられている。

お母様方、どうか参考に

posted by ドクタールウ at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鳥インフルエンザについて

こんにちは、ドクタールウです。
今回も「鳥インフルエンザ」についてです。

厚労省が検疫を強化 中国の鳥インフルで 
 
記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年12月11日】


 中国南京市の男性が鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染して死亡、父親も感染したことを受け、厚生労働省は10日までに空港や港での検疫体制を強化、都道府県に新型インフルエンザ発生時の対応手順などを確認するよう注意喚起した。

 検疫所ではこれまで、H5N1型の鳥インフルエンザ発生国からの入国者に熱感知装置などを使って高熱や急性呼吸器症状といったインフルエンザを疑わせる症状がないか確認。症状があれば病気の鳥に接触したかどうか尋ねてきたが、今回これに加え、中国からの入国者に南京市での滞在歴を問い、滞在歴があれば検査を行う。
 H5N1型では、2003年から今月9日までに12カ国で337人が感染、207人が死亡。人から人に感染しやすい新型インフルエンザに変異することが懸念されている。

 南京市では24歳の男性がH5N1型に感染して今月2日に死亡。その後、男性の父親も発症したが、これまでのところ病気の鳥との接触が確認されておらず、感染ルートは分かっていない。
 いよいよ政府も危機感をもってきたようです。

posted by ドクタールウ at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

このインフルエンザ知っていますか

こんにちは、ドクタールウです。
今回は、インフルエンザでもちょっと違うものです。人類に対する脅威という点では、こちらの方が恐ろしいかも。

ヒト・ヒト」世界4例目 中国で鳥インフルエンザ、親子感染か 
 
記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2007年12月11日】
鳥インフルエンザ:中国で親子感染か 「ヒト・ヒト」世界4例目

 厚生労働省は10日、中国・南京市でヒトからヒトへの感染が疑われる高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)の発症例があったと発表した。
 「ヒト・ヒト」感染の疑いは、ベトナム(04年3月)、タイ(同9月)、インドネシア(06年4月)に次いで4例目で、中国では初めて。
 中国政府が世界保健機関(WHO)に報告した。
 それによると、男性(24)が11月24日に発症し、12月2日に死亡。さらに同居する父親(52)が3日に発症し、治療を受けている。
 南京市がある江蘇省では今年、鳥インフルエンザの発生報告がなく、死亡した男性が病気の鳥に接触した形跡がないため、最初の感染源は分かっていない。父親は男性から感染した可能性がある。
 WHOによると、今月9日までの鳥インフルエンザ感染者数は12カ国で337人(死亡207人)。
 中国ではこの親子を含め27人が発症し、17人が死亡している。

 ヒトからヒトへ容易に感染するウイルス変異が起きた場合、世界的な大流行の危険がある。【清水健二】
 

posted by ドクタールウ at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。