こんにちは、ドクタールウです。
今回は、二つの話題について。
食物アレルギーの意外な落とし穴
一般に即時型の食物アレルギーは食物を摂取してから数分〜1時間以内で出現することが知られている。しかし、最近になって5〜14時間かかってその症状が出現する即時型の食物アレルギーが存在することが分かってきた。それが、遅発性食物アナフィラキシーである、納豆アレルギーだ。
感染性胃腸炎が猛威、近畿では死者も
ノロウイルス感染が中心、相次ぎ警報発令
感染性胃腸炎が全国的に猛威を振るっている。奈良、大阪では感染した高齢者に死亡者も出た。「小児科を受診したら、待合室にガーグルベースを抱えた患者が並んでいて驚いた」(30歳代女性)、「患者が多発しているが、個々の患者の有症期間が短く、消毒の徹底が難しい」(都内B区の保健師)など、医療機関や自治体は殺到する患者への対応に追われている。
国立感染症研究所感染症情報センターが発表した第46週(11月13日〜19日)の感染症週報によると、1週間の定点当たり報告数(医療機関当たりの患者数)は16.42。約3000の小児科定点医療機関の報告数は4万9464件に達した。都道府県の感染症情報センターが発表した第47週までの感染症情報によれば、ピークを過ぎたと見られる地域も一部あるものの、多くの地域で患者数が増え続けている
感染症情報センターでは、「本年の感染性胃腸炎の流行は例年より立ち上がりが早い」として、発生動向への注意を呼びかけている。