2008年02月24日

風邪とうがい

こんにちは、ドクタールウです。

今回は、「風邪とうがい」の関係です。

風邪予防にヨードうがい―水道水なら効果あるのに…

プライマリケアの現場で、風邪予防として患者にうがいを奨励するケースは多い。院内感染の予防のため、診療時間が終わった後などに自らうがいをする人も多いのではないか。だが、ヨード液を薄めてうがいをしても、風邪の予防にはならないことが無作為割付試験で明らかになっている。


 京大保健管理センター所長の川村孝氏らは2002年から03年の冬、全国18地域のボランティア387人を「水うがい群」「ヨードうがい群」「うがい介入なし群」の3群に割り付け、2カ月間にわたって、風邪の発症を追跡。発症の有無は、症状のグレードをスコア化することで、客観的に判断した。
結果は、うがい励行の介入をしなかった群と比較して、水うがい群で風邪の発症者が40%減少した(ハザード比0.6)のに対し、ヨードうがい群では有意な減少は見られなかった(図)。

そもそも、うがいという行為自体が有効なのか、以前から疑いの目が向けられていた。ウイルスは感染時、強固に細胞の受容体と結合する。そして30分程度で細胞内に侵入、増殖段階に入るため、いくら帰宅後にうがい液で粘膜表面からウイルスを洗い流したとしても、その効果は限定的だと考えられるからだ。

 
これについて川村氏は「ハウスダスト由来のプロテアーゼがインフルエンザウイルスの感染を促進するという報告がある(Akaike T. J Infect Dis.1994;170:1023-6.)。うがいによってウイルスを流し去るのではなく、感染を促進するプロテアーゼを洗い流している可能性がある」と説明する。

ヨードは常在菌叢を破壊?
 一方、水道水で効果がありながら、ヨード液で効果がなくなったことに対しては、ヨード液が粘膜の常在菌叢を破壊したためか、粘膜を構成する細胞が傷害され、水道水と比べて感染が成立しやすくなったのではないかと川村氏は考察している。

 
今回の研究は被験者に介入内容を知られてしまうため、完全に厳密な研究とまではいえない。これに対し川村氏は「被験者も私たちも、ヨードうがいが一番効くと思っていたのにそうではない結果が出たということから、思い込みによるバイアスは少ないのではないか」と話す。

 
うがいは歴史をたどると室町時代の文献に記述があるほど古来からの文化で、語源は長良川の「鵜飼」。日本固有の風習で米国や隣の韓国ですら行われていない。そのため、日本人はヨード液が効かないことを驚くが、外国人は水うがいに風邪の予防効果があることの方を衝撃的に受け止めるようだ。「この試験結果から、今後は、風邪予防のためにうがいをしなさいと、日本の文化として自信を持ってアドバイスすることができる」と川村氏は話している。


江本 哲朗(日経メディカル



posted by ドクタールウ at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ダイエットの強い見方です

こんにちは、ドクタールウです。

今回は、便秘で悩んでいる人に是非お勧めです。

私も、もちろん買ってためしてみました

広告にうそは、ありません。

もちろんダイエットには、最低限必要なことです。




提供は株式会社北海道シーオー・ジェイピー という会社です。

ものは、粉末状で密閉された、袋に計量用のスプーンと一緒に送られてきます。

無味無臭ですので、どんな料理でも大丈夫です。

カロリーの心配もいらず便秘の方は是非一度試してください。

便秘は万病のもとなのですから。
posted by ドクタールウ at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

子育てママとお年寄りに見てほしい

こんにちは、ドクタールウです。
今回は、果糖と痛風の関係です。
お年寄りばかりでなく、若い方やお子さまにも関係あることです。

ソフトドリンクと果糖の摂取は痛風リスクを高める
1日に30〜50gのアルコール摂取と同等のリスク
砂糖を含むソフトドリンクと果糖の摂取量が多いと痛風リスクが高まることが、12年間の大規模前向きコホート研究で明らかになった。カナダBritish Columbia大学のHyon K Choi氏らの報告で、詳細はBMJ誌電子版に2008年1月31日に報告された。

 
米国ではここ数十年の間に、痛風の有病率と罹患率が2倍になっている。痛風の原因といえばプリン体とアルコールの摂取に結び付けられるが、著者らは、炭水化物の中では唯一、尿酸値を上昇させる果糖に疑いを抱いた。米国では、痛風患者の増加と並行して、ソフトドリンクと果糖の摂取量が増加していたからだ。果糖は、特にコーンシロップの形で摂取される量が急増している。そこで、男性を対象に、痛風発症と、砂糖を含むソフトドリンクおよび果糖の摂取の関係を調べることにした。

 対象は、医療従事者追跡研究に参加した5万1529人の歯科医、検眼士、整骨医、薬剤師、足病医、獣医。全員が男性で、91%が白人、1986年に40〜75歳だった。痛風歴のない4万6393人を追跡した。
 1986年に食物摂取、医療歴、薬剤の使用について調査。130を超える食品の過去1年間の摂取頻度を尋ねる調査票を通じて、ソフトドリンクと果糖の摂取に関する情報を得た。その後、2年ごとに質問票を郵送し、体重、薬剤の使用、医学的な状態などを調査。また4年ごとに食品摂取頻度調査を行った。追跡率は90%を超えた。

 今回、以下の飲料について痛風との関係を評価した。
1)砂糖を含むソフトドリンク
  ・コカコーラ、ペプシコーラ、その他のコーラ
  ・カフェインフリーのコーク、ペプシ、その他のコーラ
  ・それ以外の炭酸飲料
2)ダイエットタイプのドリンク
  ・低カロリーだがカフェインを含むコーラ
  ・低カロリーでカフェインフリーのコーラ
  ・その他の低カロリー飲料
3)さまざまな果物とフルーツジュース

 砂糖は、等量の果糖とブドウ糖からなるため、果糖摂取の総量は、果糖自体の摂取量(フリーの果糖)に砂糖の摂取量の半分を足したものとした。
ダイエットドリンクと痛風の間には関係は見られなかった(傾向性のP=0.99)。また、カフェイン含有の有無は結果に影響を与えなかった。

 
得られた結果は、砂糖を含むソフトドリンクと果糖が男性の痛風罹患と強力に関係していること、果糖摂取が痛風の一次予防において重要な危険因子であることを示した。1日に30〜50gのアルコール摂取の痛風の相対リスクは1.96と報告されており、果糖摂取量が最上位のグループのリスクは、これとほぼ同等であることが明らかになった。

 
原題は「Soft drinks, fructose consumption, and the risk of gout in men: prospective cohort study」

詳細はこちらから   http://blog.with2.net/link.php?579069

posted by ドクタールウ at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。