2007年12月27日

タミフル続報

こんにちは、ドクタールウです。
今回も「タミフル」についてです。

10代使用中止を継続 因果関係は判断先送り タミフルで厚労省調査会 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年12月26日】


 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会(座長・松本和則(まつもと・かずのり)国際医療福祉大教授)は25日、服用後の飛び降りなど、異常行動の報告が相次いだインフルエンザ治療薬タミフルについて、10代の患者への使用を原則中止している現行の措置は「現在も妥当だ」として、継続を求める見解をまとめた。

 異常行動との因果関係については「現時点では示唆する結果は得られていない」として、明確な判断を先送りした。
 継続中の調査もあり、因果関係の判断は、来年春以降となる見通しだ。
 調査会終了後に記者会見した松本教授は「インフルエンザ自体で異常行動が発生し得ることが分かった」と指摘。この点について医療関係者や国民にあらためて注意喚起するよう求めた。
 また、ほかの治療薬であるリレンザ、塩酸アマンタジンの添付文書にも、異常行動について注意を促す記載を追加することを決めた。
 タミフルをめぐって厚労省は今年3月、服用後に飛び降りなどの異常行動の報告が相次いだことを受け、10代への使用を原則中止。服用と異常行動、突然死との因果関係を調べるため、2つの専門家作業部会で動物実験や臨床試験、疫学調査の結果を検討してきた。
 この日、調査会に先立って開かれた専門家作業部会には、昨冬のインフルエンザ患者約1万人を対象にした疫学調査で「服用者の方が異常行動が少ない」ことを示す暫定的な解析結果が報告された。同調査は厚労省が、因果関係の判断に重要と注目していたが、調査会は、途中経過であり「明確な結論を得るにはさらに解析が必要だ」とした。
▽タミフル

 タミフル 「ノイラミニダーゼ阻害剤」と呼ばれるインフルエンザ治療薬の1つで、成分名はリン酸オセルタミビル。インフルエンザウイルスが、感染細胞から体内に広がるのを抑制する働きがあり、A型、B型両方のインフルエンザの治療に使われる。国内販売開始は2001年2月。発生が懸念されている新型インフルエンザへの効果も期待され、国や都道府県が備蓄を進めている。ノイラミニダーゼ阻害剤にはタミフルのほか、吸入式のリレンザ(成分名ザナミビル水和物)がある。
 
 
 

posted by ドクタールウ at 00:40| Comment(0) | TrackBack(1) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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