2008年02月16日

厚生労働省は、ある意味すごい

こんにちは、ドクタールウです。

今回は「薬害肝炎」の続報です。

最近マスコミで取り上げられなくなったのは何故?

それにしても厚生労働省の官僚は、なにか発表するときの「内容」「時期」を見極める力はすごい。

桝添大臣は、ただの人になっちゃった?

投与患者は8900人 血液製剤、告知は4割 1600医療機関に記録 薬害肝炎、救済対象増も 
 
記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年2月15日】


 薬害肝炎問題で厚生労働省は15日、これまでに血液製剤フィブリノゲン投与の事実が確認された患者数は、全国で計8896人に上ると発表した。投与時期は1994年以前の約30年間。このうち何人がC型肝炎に感染したかは不明で、医療機関から事実を伝えられた人は41%の3632人にとどまる。

 昨年11月から12月にかけて実施した、フィブリノゲン納入先の6609の医療機関を対象とした調査で分かった。
 1622の医療機関で、カルテや手術記録など投与の証明につながる可能性がある資料を保管していることも判明。カルテの有無だけに絞った2004年の前回調査より、約1100カ所増えた。
 薬害肝炎訴訟では被害者救済法に基づき、フィブリノゲンなどの投与を証明できる資料がある人で、C型肝炎感染との因果関係が確認できれば、給付金が支払われる。
 訴訟の原告団は前回調査結果に基づき、投与を証明できる人は最大1000人程度と試算していたが、資料を保管していた医療機関が増えたことで、給付金の支給対象者が大幅に増える可能性が出てきた。

 前回調査では患者数まで確認しておらず、

舛添要一厚労相は15日の閣議後会見で「きちんと調べていれば、(前回調査時点で)患者数が分かったはずだ」と同省の対応の不十分さを指摘

 
今回判明した患者に対し、医療機関を通じ、ウイルス検査を呼び掛ける考えを明らかにした。

 調査結果によると、投与が確認されたにもかかわらず本人に伝えていない理由は「投与後に死亡」が1711人(19%)、「連絡先不明」が1696人(19%)、「その他」が1857人(21%)だった。
 保存されていた資料の内訳(複数回答)は、手術記録や出産記録1288カ所、カルテ1213カ所、処方せん116カ所などだった。
 2004年に実施した調査で、厚労省はカルテを保存している医療機関が全体の7%に当たる約470カ所にとどまると発表。
 フィブリノゲンをめぐっては、1980年以降、約28万人に投与され、うち約1万人がC型肝炎に感染したと製造元の旧ミドリ十字が推計している。


▽薬害肝炎訴訟

 薬害肝炎訴訟 血液製剤「フィブリノゲン」「第9因子製剤」を投与されてC型肝炎に感染した被害者が、国と製薬会社に損害賠償を求めた訴訟。2002年10月から全国5カ所で提訴し、07年11月に大阪高裁が和解を勧告。12月に福田康夫首相が議員立法で被害者を一律救済する方針を表明し今年1月、1人当たり1200万-4000万円を給付する特別措置法が成立した。原告・弁護団と国が和解条件などを定めた基本合意書を締結。2月4日に大阪、福岡の各高裁と福岡簡裁で、患者29人と国との初の和解が成立した。
 
 
 
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posted by ドクタールウ at 22:48| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by hgp at 2008年02月20日 14:00
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