こんにちは、ドクタールウです。
最近のマスコミは、3日たつと過去の事件をもう取り扱わないのでは?
守被告、無期懲役が確定へ 「点滴で投与」認定 仙台の筋弛緩剤事件 最高裁が上告棄却
記事:共同通信社
提供:共同通信社
仙台市の北陵クリニック(閉鎖)で2000年、筋弛緩(しかん)剤を混入した点滴を5人の患者に投与したとして、1件の殺人と4件の殺人未遂の罪に問われた准看護師守大助(もり・だいすけ)被告(36)の上告審で、最高裁第3小法廷は27日までに、被告の上告を棄却する決定をした。
求刑通り無期懲役とした1、2審判決が確定する。決定は25日付。
守被告は逮捕当初は容疑を認めたが、その後、否認。「患者の容体急変は、病変や薬の副作用が原因で、事件ではない。でっちあげだ。自白は強制、誘導された」と、無罪を主張していた。
接見した弁護士によると、守被告は最高裁決定に対し「やっていないという事実は変わらない。残念だ」と話した。弁護団は「到底受け入れられない」として異議を申し立てる方針で、再審請求もするという。
最高裁決定に対しては、異議を申し立てることができるが、認められるのは誤記がある場合などに限られ、判断や結論が覆ったケースはない。
1審仙台地裁と2審仙台高裁の判決はともに、患者の尿や血清、点滴溶液から筋弛緩剤を検出したとする鑑定結果の信用性を認定。偶然混入する可能性を否定して「急変は体内に筋弛緩剤を故意に注入した結果」とし、特異性から5事件は同一人物の犯行と断定した。
守被告側は上告趣意書で、捜査段階の鑑定に対し「試料を全量消費したため再現できない。客観性もなく、信用できない」などと批判していた。
2審判決によると、守被告は2000年2月から11月の間、勤務していた同クリニックで、患者5人の点滴に筋弛緩剤を混入し、無職下山雪子(しもやま・ゆきこ)さん=当時(89)=を殺害。当時11歳の少女や1歳だった女児ら計4人を意識不明に陥らせるなどした。
▽筋弛緩剤点滴事件
筋弛緩(しかん)剤点滴事件 仙台市の北陵クリニック(閉鎖)で患者の容体急変が相次ぎ、クリニック側から相談を受けた宮城県警は2001年1月、点滴に筋弛緩剤を混入、当時11歳の少女に投与したとして、殺人未遂容疑でクリニック元職員の准看護師守大助(もり・だいすけ)被告(36)を逮捕。被告は当初、自白したが、弁護士と接見し、逮捕の3日後に否認に転じてからは一貫して無罪を主張。(1)下山雪子(しもやま・ゆきこ)さん=当時(89)=の殺人(2)当時1歳女児の殺人未遂(3)当時45歳男性の殺人未遂(4)当時4歳男児の殺人未遂?も合わせ、計5つの事件で起訴された。
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