こんにちは、ドクタールウです。
今回は、社会の第1線でばりばりやっている、お父さん達に見てほしい。
まん延する過剰労働 追い込まれて心の病に
記事:共同通信社
提供:共同通信社
「言葉のやりとりがあれば"今忙しい"と仕事の優先順位がつけられるが、メールではできない。上司からのメールに"出来ません"と返信すれば、後でどう評価されるか不安。上司は全部OKと思っているが、労働者は追い込まれている」
30歳の男性。毎日深夜まで残業し、平均睡眠時間は3、4時間で、土日のうち最低1日は出社。緊急の呼び出しも多いなど業務に明け暮れていたが、ある徹夜作業後の未明、会議室で「死にたい」と頭を抱えているのを発見された?。
自殺にまで至ってしまう恐れのある「うつ病」の背景の1つには、恒常的な長時間労働がある。うつ病はいわば電池切れの状態。平医師は「少ない人数で結果を求められる過剰労働がまん延している」と警告する。
成果主義の導入やメールによるコミュニケーションの変化など職場環境が激変し、「心の病」を抱える従業員が増加。リストラで上司も部下も少ない30代や開発に追われるシステムエンジニアなどが典型例だ。
社会経済生産性本部の調査によると、6割強の企業で従業員の心の病が増えており、1カ月以上の休業者がいる企業は7割超にも達する。メンタルヘルスは「今や人事戦略の真ん中で扱う課題」(損保ジャパン・ヘルスケアサービスの小沢正彦(おざわ・まさひこ)社長)だ。
国内に約1万人の従業員を抱える帝人。ストレス判定など予防や早期発見のほか、産業医、元の職場の上司、人事担当者で構成する復職サポートプログラムを策定。きめ細やかなメンタルヘルス対策に力を注いできた。
1週間以内の短期を含めて労災で休んだ従業員が年20人強であるのに対し、心の病で1カ月以上休んだのは70人強。後藤陽(ごとう・よう)環境・安全室室長は「失われる労働時間を考えれば企業がメンタルヘルス対策に取り組むのは当然」と話す。だが、個人の事情も絡む問題だけに妙手がないのが実情だ。
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