今回もインフルエンザについてです。
広がり早く 学級閉鎖78施設、インフルエンザ患者数が急増 厚労省まとめ | ||
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広がり早く 学級閉鎖78施設、インフルエンザ患者数が急増 厚労省まとめ | ||
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こんにちは。ドクタールウです。
今回は今一番話題の医学ニュースです。
人の皮膚から「万能細胞」 倫理問題を回避 再生医学研究加速へ 京大など日米2チーム 「医療ニッポン」 (1)
記事:共同通信社
提供:共同通信社
人の皮膚細胞に遺伝子操作を加え、万能性を持つ胚(はい)性幹細胞(ES細胞)のように、さまざまな細胞に成長できる人工幹細胞をつくることに、京都大再生医科学研究所の山中伸弥(やまなか・しんや)教授らと米ウィスコンシン大のチームがそれぞれ成功し、21日付で発表した。
幹細胞 受精卵やクローン胚(はい)からつくられ、すべての種類の細胞に成長できる「胚性幹細胞(ES細胞)」と、神経や血球、皮膚など、ある程度役割が絞られた「体性幹細胞」に大別される。成長して多様な細胞をつくり出す能力と、自ら増殖する能力を併せ持つため、損傷した細胞を修復する再生医療への応用や研究が世界中で進められている。課題も多く、ES細胞は、作製には受精卵を壊して用いる必要があるなどの倫理問題があるほか、そのまま人に移植するとがん化する。体性幹細胞は役割が限定されるうえ、大量に採取できない制約がある。
これに関連して勝谷氏のブログから
科学者になる方法 第一線の研究者が語る』
http://www5.tokyo-shoseki-ptg.co.jp/tosho_new/book/bookdata/07/4487800551.html
の中で、山中さんはこう語っている。
<もともと整形外科の臨床医だった私が研究者に転身するきっかけの一つは、ある重症リウマチの女性患者さんを担当したことでした。全身の関節が変形し、ベッドの傍らに置かれた写真にあるかつての面影をほとんど残していないその姿に、ショックを受けたのです。
そして、基礎研究を行えば、こういう患者さんも救える治療につながるかもしれないと考えるようになりました。現状の治療法には限界があるということも、痛いほどよくわかりました。新たな治療法を求めて研究していくことは、患者さんを実際に診療するのと同じくらい、もしくはそれ以上に患者さんを助けることになるかもしれないと考えました。
こうして、臨床の世界を飛び出したわけです。最初は薬理学の研究から始めましたが、やがて、薬の効果を観察するだけでは限界があると悟ります。1990年代の初頭には、遺伝子操作マウスが普及しはじめていました。そこで、大学院修了後は、雑誌の求人広告に応募してアメリカへ渡り、遺伝子操作マウスを扱う研究室に入りました。>
なんと、臨床医から研究室に入ったのだ。アメリカでの研究室へ飛び込んだのは<雑誌の求人広告に応じて>である。
そもそも、失礼ながら卒業したのは神戸大学医学部。大学院も大阪市大だ。「業界」に近いからわかるのだが、決して、いや全く(笑)エリートコースではない。
米大統領のbushも今までES細胞については、支持者のキリスト教関係者に配慮して消極的だったが、山中教授のこの研究で考えを改めえずにはいられない、という話も。
こんにちは。ドクタールウです。今回は「混合診療」についてです。
混合診療「全面解禁を」 来月の答申に盛り込みへ 規制改革会議
記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社
【2007年11月16日】
混合診療:「全面解禁を」 来月の答申に盛り込みへ----規制改革会議
同会議が15日、患者に行ったヒアリングでも、「混合診療としてたった一つの保険外診療を受けるだけで、診療全体が保険外になるという扱いはおかしい」「保険医療だけでは、死亡率は減らない」などの批判が続出。一定の保険給付を前提とした混合診療の解禁を訴える意見が相次いだ。【佐藤丈一】
混合診療は、以前から開業医の間でも、問題となっていました。
厚生労働省がなぜ、混合診療を禁止しているのか、納得のいく説明はかつて聞いたことがありません。
すべての病名、すべての処置を保険診療で治癒させるのは無理だということは、とっくにわかっていたこと。
それを、国民に保険のみもしくは自費のみという選択を押しつけ、それこそ所得格差が生存率の差となるような
政策が混合診療の禁止であったわけです。
それが、今度はいきなり「全面解禁」とは?厚生労働省の逆ギレでしょうか。
こんにちは。ドクタールウです。今回もインフルエンザについてですが、これは鳥インフルエンザが、人に感染するように変異した「新しいインフルエンザについてです」
関空で新型インフル訓練 機内に感染者と想定
記事:共同通信社
提供:共同通信社
新型インフルエンザの発生に備え、関西空港で19日、到着した航空機内に感染の疑いのある乗客がいるとの想定で検疫と搬送の訓練を実施、関西空港検疫所の職員ら約90人が参加した。
医師らは、男性の近くに座っていた乗客役の手も消毒し、発熱などの症状が出ていないかを尋ね、感染の可能性がないかどうか確認した。
こんにちは。ドクタールウです。11月とは思えない気温が続いていますが、今回は「インフルエンザ」についてです。
北海道・インフルエンザ流行、本格化 札幌に患者集中、相次ぐ学級・学年閉鎖
記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社
【2007年11月15日】
インフルエンザ:流行、本格化 札幌に患者集中、相次ぐ学級・学年閉鎖 /北海道
インフルエンザウイルスで感染する風邪の一種。38度以上の発熱や関節痛などの症状がみられ、肺炎など重症化することもあります。道内での流行は例年1-3月だそうです。流行するウイルスはA香港型、Aソ連型、Bソ連型の3種類ありますが最近では、新たに東南アジア型というものの流行も懸念されています。治療薬・タミフルは、投与された児童の異常行動が社会問題化したため10代の患者への投与が禁止され、1-9歳児は保護者の同意を得たうえでの医師の処方が認められています。タミフルについては最近はあまりマスコミに出てきませんが、まだ、異常行動の報告は新たにでています。
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こんにちは。ドクタールウです。
今回は、「がん検診」についてです。
がん検診「重要と思う」9割以上、でも実は「一度も受けず」5割超
記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社
【2007年11月11日】
がん検診:「重要と思う」9割以上……でも実は……「一度も受けず」5割超
厚生労働省がん対策推進室は「検診による早期発見の必要性について、まだまだ周知が足りない」と分析している。【石川貴教】
「がん検診」が重要だなんてことは、小学生でも分かっています。問題は、いつ、どうやって、いくらで、「検診」が受けられるか、ということです。仕事を休んでいかねばならないのか、いくらかかるにか、痛いのか?
厚生労働省がいうように「検診」の必要性について周知が足りないのではなく、お金と暇が足りないのであり、痛いかどうか?どのようにやるのか・などの情報が足りないのである。これは、誰かさんが本気で取り組んでないからではないでしょうか?
こんにちわ。ドクタールウです。
今回は、病院や診療所で医師から処方されるお薬についてです。
現場医師は使用に慎重 普及しない後発医薬品
記事:共同通信社
提供:共同通信社
医療費抑制策の一環として、国はこれまでも価格の安い後発医薬品の使用促進を進めてきた。2002年度の診療報酬改定では、後発薬の処方せん料を診療報酬で優遇、06年度には処方せん様式を改めた。
さらに、医療機関が得る「薬価差益」も影響してきた。医療機関が購入する薬の代金は、国が決める公定価格で公的医療保険から支払う。実際の仕入れ値は、公定価格より安い市場価格であることから「差益」が生ずるが、近年は先発薬、後発薬ともに市場価格との差が縮まり、あえて後発薬を使って仕入れ価格を下げるインセンティブ(動機付け)も弱いという。
簡単にいうと、厚生省は後発薬(TVなどでよくCMしている、ジェネリック医薬品。特許のきれた医薬品の成分をちょっと変えて、同じ成分、同じ効果といってる薬)が安いので医療費を抑制のために、医師にこっちを患者に処方しろといっているのだが、実際には、あまり医師は患者にだしていなかった、という記事。
私もよく薬剤師の方々から、ジェネリック医薬品は、同じ効果といっているが、やっぱり効きは良くないなどと聞きます。
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